お客様の例です。
90歳のお誕生日。寝たきりになって10年になっていました。
最近は症状に変化が見られて、
痰が多く絡むようになり眠っている時間が非常に増えました。
37度台の微熱も続きます。
ある日の訪問日。外は香しい御線香の白檀の香りが濃く漂い、なんと不思議な日だろうと思っていたら、
その晩お客様が天に召されたと連絡がありました。
その日のケアはオイルも使わず、ただただ触れるだけ。
途中目が覚めて苦しそうに私を見つめたので、看護師さんを呼ぶと、
痰吸引の量がいつもの数倍もありました。
「看取り」の勉強をした今では、この症状が死が近い時期を表しているという事と理解できますが、
当時はご家族も私も、いつ熱が下がるんだろう・安定するのだろうと気をもんでいたので、
看取りの時期だとは思っていませんでした。
もし看取りの時期だと解っていたら、
気持ち的には、もっと更に死を見つめながら寄り添っていたのではないかと思っています。
そのためにも、私たち介護アロマセラピストは「看取り」の勉強が必要なので
講座のカリキュラムに入れております。
・現場やお客様に共感できるセラピスト
・お客様を理解できるセラピスト
・心から貢献できるセラピスト
になるための講座です。
人間の本能には、ひとの役に立ちたいと思う心があります。
それは貢献心と呼んでいます。
それは自分も相手も元気にすることなんです。
あなたの貢献心を役立てましょう。
介護アロマセラピストが社会で必要とされています。
スクールでは、勇気ある講座生をお待ちしてます。